2025年3月24日 12:00 AM
独ハパグロイド・クルーズが運航する「オイローパ2」が3月10日、東京港に入港した。同日から東京発・横浜着16日間の日本周遊クルーズを行うためで、日本への来航は2年ぶり。
オイローパ2(4万2800トン・乗客定員516人)は全室バスタブとバルコニー付きのスイートで、13年の就航以来、5つ星の評価を得ている小型ラグジュアリー船。船内は随所にアートが施され、洗練されたモダンな内装で、メインダイニング「ヴェルトメーレ」をはじめ各国料理のレストランがそろう。スパやアクティビティー施設も充実している。
客層は欧米豪が中心で、40~70代の知的好奇心が高いアクティブ派が中心。アジアはまだ少ないが、日本地区販売総代理店のクルーズバケーションによると、グループよりFIT向きで日本人客を新規開拓したい意向。今夏はバルト海や地中海など7コースがまだ予約可能だ。
日本に寄港する外国船はコロナ禍後、高価格帯の小型船が増えている。オイローパ2は小さな港にもテンダーボートを使用して寄港し、地域の歴史や文化に触れるオプショナルツアーを実施する。誘致の面でも関心を呼びそうだ。
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