2025年3月17日 12:00 AM
商船三井は米シーボーンクルーズから3万2000トンのクルーズ船「シーボーン・ソジャーン」を購入した。商船三井クルーズが日本籍船として26年後半から運航を開始する。全長200m以下のコンパクトな船体を生かし、日本近海での短・中期クルーズを含め、大小さまざまな港に寄港する豊富な旅程を提供する。新たな船名と旅程は、決定次第発表する。
商船三井グループは新たな成長分野と位置付けるクルーズ事業に積極的に投資している。昨年12月、シーボーンから購入した客船を「MITSUI OCEAN FUJI」として運航を開始したばかり。今回追加購入したのは同型の姉妹船で、「にっぽん丸」と合わせて3隻体制に強化される。さらに乗客定員600人規模の客船2隻を新たに建造する計画で、事業規模は大幅に拡大する。
購入した船は25㎡以上のスイートクラスを基本に229室で乗客定員458人。レストラン4施設を備えている。
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