2025年3月16日 12:00 AM
「NDCって何でしたっけ?」。特集の中で出てくるこのフレーズに象徴されるように、海外旅行を取り扱う旅行業関係者であっても、浸透度の低さは顕著です。航空業界団体が流通の新基軸に打ち出してから10年以上たっても思惑どおりには進まず、日本は特に遅れが目立ちます。ただ、旅行業最大手のJTBが利用に乗り出したとあれば、普及が進む契機になるかもしれません。気になるのは、誰のための改革かという点。航空流通の覇権争いに終始するなら、GDSバイパスのような歴史が繰り返されるかも。
【特集】
*動き出したNDC流通
国際航空券販売に変化の兆し
国際航空券の新流通規格(NDC)に準拠した海外旅行販売がようやく日本でも広がる気配を見せている。航空業界が普及を図ろうとしてきたものの想定以上に時間を要し、とりわけ日本市場では進捗が見えなかった。だがここに来て、大手旅行会社の対応が始まるなど、変化の兆しが見える。
▽NDC流通ようやく始動
▽NDC流通の展望
橋本亮一(ブルーム・アンド・グロウ代表取締役)
志方紀雄(観光情報流通機構理事長/フォーカスライトアナリスト)
荒木篤実(パクサヴィア創業パートナー)
論文
*「国際観光と外交」研究をめぐる視座と方法、及び射程【1】
小澤考人(東海大学観光学部教授)
注目のニュース
訪日客の地方滞在、まだ1.36泊
注目のアルムナイ、JTBが組織化
IACEトラベル、4月上場へ
中国人旅客、羽田が唯一プラス
誌上セミナー
*海外の観光地域づくり
『DMOの明日』
コラム
*視座 永山久徳(グローバルツーリズム経営研究所主任研究員)
*SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド 平尾政彦
*シン・交通サービス論 成定竜一(高速バスマーケティング研究所代表)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*山田静のツレヅレナルママニ
*ビジネスパーソンの日々雑感 鎌田由美子
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