エミレーツ航空が自閉症者支援 ストレス軽減で海外旅行促進
2025.03.10 00:00

エミレーツ航空(EK)は、自閉症や感覚過敏な乗客に快適な旅を提供する体制づくりに力を入れている。世界初の自閉症認定航空会社となることを目指しており、3万人以上の客室乗務員と地上スタッフが専用の接客トレーニングを今後数カ月以内に終了次第、国際的な機関から正式な認定を受ける予定という。
新たなサービスも導入する。旅行中のさまざまな状況を想定したデジタル支援ツールで、その場面の音、明るさ、視覚、嗅覚などへの対応方法に関する情報を提供し、旅行計画に役立ててもらう。機内では、集中力を高めストレスを軽減するための感覚フィジェットトイ(手や指先などで遊ぶ玩具)や支援ツールなども用意する。
一般に強い感覚刺激を伴う海外旅行は、多くの自閉症を患う人々にとって非常に困難な体験で、海外旅行を諦めてしまうこともあるという。専門機関の調査によると、78%の家族が旅行や新しい場所への訪問をためらう一方、94%が旅先に専門のトレーニングを受けたスタッフがいるのであれば、もっと旅行をしたいと答えている。
エミレーツは対策に乗り出すことで、ドバイが世界で最もアクセスしやすい目的地になる一助とする。
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