1月の客室利用率73.1%、関東・近畿けん引 全国6地域で下回るも

2025.03.03 00:00

 全日本ホテル連盟(ANHA)に加盟する117ホテルの1月の平均客室利用率は、前年同月を1.9ポイント上回る73.1%だった(速報値)。1月は例年、年間で最も稼働率が低いが、訪日旅行需要が旺盛な関東・近畿地域がけん引し、プラス成長となった。12月実績比では6.5ポイント減。

 全国10地域のうち、過半数の6地域が前年同月を下回った。増加した4地域の中でも、関東(82.2%)と甲信越(59.0%)では大きな差が生じている。関東は東京都が6.9ポイント増の84.9%に達したことが大きい。

 ANHAによると、全国的に春節休暇により月末に中国人客が増加した一方で、航空機事故の影響があったためか韓国人の需要が弱含みだった。

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