福島・双葉町に交流拠点 地域プレイヤー発掘や復興研究の場にも
2025.03.03 00:00

東日本大震災と原発事故からの復興を目指す福島県双葉町のJR双葉駅前に、地域活動拠点「FUTAHOME(ふたほめ)」が開所した(写真)。まちづくり事業会社のコトラボが主体となり、1階に小商いのチャレンジショップとして活用できるカフェ・スペース、2階にコワーキングスペースを備えた。新興企業の支援などを通じて、地域プレイヤーの発掘や交流促進を図る。
浜通り地域の復興・再生まちづくりを研究する東北大学と福島大学は、2階に研究スペースを置く。特任准教授がそれぞれ1人常駐し、現地研究や実装化、人材育成の推進拠点とする。
開所当日は、都市再生機構、コトラボ、ふたばプロジェクトが共同で定期的に実施してきた「ちいさな一歩プロジェクト」の一環で、開業記念イベントを開催した。ちいさな一歩は、双葉駅周辺への避難指示が解除された直後に始めた交流やにぎわい創出の施策。「ふたほめ」は同プロジェクトに続く建物を活用した2歩目の施策となること、皆が集まれる場所との思いを込めた。
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