石鎚エリアで地元民が旅のキャストに 暮らしや経験をゲストと共有
2025.03.03 00:00

愛媛県西条市・久万高原町と高知県いの町・大川村でつくる石鎚山系連携事業協議会は、クラブツーリズムなど民間企業4社と連携し、旅行者と地元民をつなぐマッチングサービスを開始した。名称は「旅は人まかせ」。
地元の人々を来訪者(ゲスト)をもてなす「キャスト」と位置づけ、ゲストと結び付けることで、地域の隠れた魅力をより深く探る特別な体験を提供する。開発段階で行った調査によると、Z世代をはじめとする若年層は旅に地元の人との関わりを求めていた。つながりが目的となる新たな旅を創出する。
利用者はユーザー登録後、気になるキャストを選んでチャットで連絡を取り、予約リクエストを行う。旅行前にキャストに旅の相談も可能だ。現地ではキャストの暮らしや経験を共有する。例えば、だんじりを連続48時間担ぐ西条まつりに「かき夫」として参加したり(1万2000円)、大人気の観光農園主に学ぶ(3600円)など。
地域観光サービス支援会社のソラヤマいしづちがキャストになる住民への声がけやサービスの運営を担い、クラツーが商品の磨き上げを行う。
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