地球の歩き方、表彰制度でガイド業を底上げ 第2回ガイドオブザイヤーに畑氏

2025.03.03 00:00

2月18日に開催された表彰式にて。写真中央が畑さん

 地球の歩き方は、高付加価値旅行に対応する通訳ガイドを表彰する「ガイドオブザイヤー」の授賞式を2月18日、都内で開催した。優れた通訳ガイドの活躍や観光産業における貢献にスポットライトを当てることで、ガイドが憧れの職業となり、担い手の増加につなげる。

 第2回となる今回は、自薦・他薦の候補者の中から、ガイドオブザイヤー1人、スペシャルアワード5人を選出した。ガイドオブザイヤーに選ばれた畑富美子さんは京都在住で、英語講師からガイド業に転身。VIP・ラグジュアリー系のツアーを中心に活動する。「大変なこともあるが、ゲストの旅の瞬間に寄り添うやりがいと喜びの大きな仕事」とコメントした。

 地球の歩き方総合研究所が主導する活動で、訪日旅行の高度化と多様化に対応できるガイドの質と量が不足する現状を目の当たりにして危機感を持った。特に昨年は、ガイド不足で商品をストップする事態も聞かれたという。この機会損失を何とかできないかとの思いから賞を創設した。質と量の両面からガイド業界の底上げへの貢献を目指す。

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