2025年3月2日 12:00 AM
訪日6000万人を目指す新たなステージに立つ観光庁の予算と施策は十分なのかどうか。コロナ禍以降、補正予算額が当初予算の倍以上に膨らみ、その判断を難しくしていますが、25年度当初予算案で目に留まることの1つが一般財源の少なさ。89億円は観光庁が発足した08年とその翌年に次ぐ小規模で、出国者から徴収する国際観光旅客税財源が全体の8割を占め、バランスを欠いているようにも見えます。地域の財源確保がこれまでにない関心を集めるなか、財源を巡る議論が本格化しそうな気配。
【特集】
*観光庁予算の急所
成長ステージへの端境期
日本の観光は昨年、インバウンドを中心に躍進し、第4次観光立国推進基本計画で掲げた訪日関連の目標を前倒しでほぼ達成した。新たなステージを目指す25年度の観光庁当初予算案は前年度比5.4%増の530億円となったが、次なる成長へ向けてどのように使われようとしているのか。
▽観光庁予算の全容
▽観光庁予算への視点
鈴木宏一郎(北海道宝島旅行社代表取締役社長)
高岡謙二(エクスポート・ジャパン代表取締役)
古屋秀樹(東洋大学国際観光学部教授)
論文
*顧客満足研究の系譜【2】
山浦ひなの(東洋大学大学院国際観光学研究科博士後期課程)
注目のニュース
カスハラ対応、過度にへりくだらず
宿泊税、定率制の導入促進へシンポ
海と陸の融合で最高級の旅に
24年の免税売上高、過去最高
誌上セミナー
*今日からできる120%予算達成術
『人手不足の中でのおもてなし』
コラム
*視座 最明仁(日本観光振興協会理事長)
*観光学の扉 鮫島卓
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