24年の免税売上高、過去最高の6487億円 百貨店87店舗 コロナ前から88%増

2025.02.24 00:00

 日本百貨店協会に加盟する87店舗の24年(1~12月)の免税総売上高は過去最高の6487億円となった。前年比85.9%増で、コロナ禍前の19年を87.7%上回った。訪日旅行需要の急成長を背景に、月単位で過去最高を記録する傾向が続いていた。購買客数も過去最多の603万7000人。

 12月単月の売上高は前年比31.1%増の625億9000万円。1人当たりの購買単価は4.1%減の10万4000円だが、購買客数が36.6%増えて59万9000人となり、下支えした。

 12月の売上高を費目別に見ると、ハイエンドブランドや服飾雑貨など一般物品が26.9%増の536億2000万円。化粧品・食料品など消耗品は63.9%増の89億7000万円だった。

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