外国人のバックカントリースキーに注意喚起 北海道運輸局、事故防止へ特設サイト
2025.02.24 00:00

北海道が世界に誇るパウダースノーを求めて、バックカントリースキーが欧米豪などの訪日外国人を中心に人気が高まっている。一方で、雪山に関する知識や技術不足などによる遭難事故が後を絶たない。国土交通省北海道運輸局は北海道山岳ガイド協会などと連携し、安全確保に向けた対策に取り組んでいる。その一環でこのほど、安全啓発のための英語版の特設サイト(https://hokkaidobc.info/)を開設した。
道内では14年から18年までの5シーズンで合計190件の捜索救助事故が報告されている。原因は道迷いが約50%、樹木への衝突が約20 %、転落が約15%、雪崩が約5%だった。20年から24年までの5シーズンでは、合計11人が雪崩で死亡している。
特設サイトでは、バックカントリーのリスクを知ること、入る前の装備等の準備、入ってから何に注意すべきかなど3つの心得を提示。安全メッセージ「BEYOND THE ROPE」はPDFでダウンロードも可能。そのほか、人気の高いバックカントリーの登山口に設置したウェブカメラの映像やエリアの特徴も紹介している。
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