3庁が包括的連携協定を改定 スポーツ、文化、観光のシナジー創出へ
2025.02.17 00:00

スポーツ庁、文化庁、観光庁は、スポーツ・文化芸術・観光の融合による相乗効果を発揮し、日本の魅力を世界に発信する政策連携を強化しようと、2月5日に包括的連携協定を改定した。16年に締結した協定で、訪日客が昨年に過去最高の3687万人に達し、今後6000万人を目指す上で波及効果を高める。
協定締結と同時に、スポーツ文化ツーリズムの優れた取り組みを評価する表彰制度を立ち上げ、普及に取り組んできた。しかし、縦割り行政の課題として連携が十分とはいえず、強化が求められていた。
改定した協定では、文化芸術とスポーツを活用した観光コンテンツの開発や観光地域の高付加価値化が重点施策の1つ。例えば、地方創生プレミアムインバウンドツアー集中展開事業など観光庁の補助事業を通じ、スポーツなどをコンテンツに盛り込んだ取り組みを促す。
そのほか、国内で開催される国際的なスポーツ・文化芸術イベントを契機とした訪日や周遊機会の創出、スポーツや文化芸術を活用した観光を支える人材の育成・確保などで連携する。3庁がそれぞれの基本計画を改定する際には連携協力事項を検討していく。
カテゴリ#インバウンド#新着記事
キーワード#インバウンド#新着記事
キーワード#スポーツツーリズム#新着記事
キーワード#文化庁#新着記事
アクセスランキング
Ranking