高知の夜行バスに完全フラットシート 年内に運行開始 他社に販売も視野
2025.02.17 00:00

高知市に本社を置く高知駅前観光は国内で初めて、夜行高速バス用のフルフラット型リクライニングシートを開発した。同社の夜行高速バス「スマイルライナー」の高知/東京線に導入する。3月から週1回程度の頻度でモニター運行を実施し、年内に週4往復で通常運行を目指す。
座席名称はフランス語で熟睡を意味する「ソメイユプロフォン」。幅48㎝、完全水平時の長さ180㎝の上下2段式で、通常の着座型の座席と切り替えが可能。前後左右に転落防止のガードなどを装備し、走行中の安全面に配慮した。トイレ付き車両に最大24席設置できる。
国土交通省が昨年11月、安全上の装備を要件とするガイドラインを策定し、高速バスにフルフラット座席が認められた。同社は大手の座席メーカーに依存せず、高知県内の機械メーカーなど地元企業と連携して完全オリジナルの座席を完成させた。将来的には全国のバス事業者への販売も行う。
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