自治体公式観光サイトの閲覧数順調 トップ3は三重・新潟・岡山

2025.02.17 00:00

閲覧者数でトップの三重県公式観光サイト

 日本観光振興協会が発表した24年の自治体による公式観光サイト推計閲覧者数ランキングで、多くのサイトが順調に集客を伸ばしていることが分かった。調査はネット行動分析サービス会社のヴァリューズと共に、20歳以上の男女モニターの協力で実施した。

 都道府県別の公式サイトで上位15サイトは閲覧者数がいずれも前年を上回り、中には倍増のサイトも見られる。閲覧数は1位三重県(488万人)、2位新潟県(284万人)、3位岡山県(275万人)の順。前年比が特に高いサイトは6位千葉県(111.8%増)、8位石川県(94.4%増)、12位福岡県(111.0%増)が挙げられる。

 三重県は例年多くの閲覧者数を誇るが、新潟・岡山や全体と比べて50~60代の割合が高いのが特徴。調査では、人口のボリュームゾーンである年代を押さえていることが、安定した集客に影響していると推測する。伸び率が高かった3県に関しては、よく閲覧されているコンテンツを調べたところ、地域の特性を生かしたキャンペーンが貢献したと見ている。

 政令指定都市の公式観光サイトも大半が前年の閲覧者数を超えている。トップ5は横浜市(252万人)、名古屋市(247万人)、京都市(245万人)、神戸市(185万人)、札幌市(174万人)。

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