京王プラザ、宿泊客の古着回収 利便性高め、環境負荷低減

2025.02.10 00:00

 京王プラザホテルは館内4カ所に古着回収ボックスを設置した。環境負荷低減と宿泊客の利便性向上を目指し、不要となった衣類を回収する。年間約80万人の宿泊客のうち約9割が海外からで、旅行中に不要になった衣類などを客室に残して帰るケースが多く、保管や処分費が課題となっていた。帰る際の荷物を減らし、宿泊客の快適な旅をサポートする。

 改修した古着はリサイクル品として転用するほか、京王沿線を含むさまざまな場所でリユース品やアップサイクル品として循環させ、地球環境の負荷低減に寄与することを目指す。

 回収を担当するのはアパレル企業のFASHION Xで、都内を中心に専用ボックスの設置やリユース、リメイクなどを行っている。京王電鉄が実施した外部パートナーとの事業共創プログラムに採択され、昨年から京王線・井の頭線の一部の駅・施設に専用ボックスを設置して古着を回収している。ホテルでの導入は京王電鉄グループ会社への拡大の一環。

キーワード#ホテル・旅館#新着記事