24年の国際旅行者は14億人 コロナ前に回復 フランス1億人超
2025.02.03 00:00

国連世界観光機関(UNツーリズム)によると、24年に世界各地が受け入れた外国からの宿泊を伴う国際旅行者は14億人となった(推定値)。コロナ禍前の99%で、事実上回復したことになる。23年比で11%増で、コロナ禍後の旺盛な需要、アジア・太平洋地域の観光地が回復を続けていることなどが、後押しした。
最も人数が多いのは欧州(7億4700万人)で、旺盛な域内需要に支えられ、19年を1%上回った。ロシアのウクライナ侵攻の影響に苦しむ中東欧を除き、コロナ禍前を上回った。中でもフランスは1億人以上の国際旅行者を迎え入れた。仏政府はパリオリンピック・パラリンピックの開催やノートルダム大聖堂のリニューアルオープンなどのイベントがけん引したとしている。
米大陸(2億1300万人)は19年比3%減、アジア太平洋(3億1600万人)は急速な回復を遂げたものの、まだ19年比13%減。最も回復が進んだのは中東(9500万人)で、19年比32%増となった。
25年はアジア・太平洋地域の回復が続き、他のほとんどの地域が堅調に成長した場合、24年比3~5%増を予想している。
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