2025年2月2日 12:00 AM
おそらく今年も、私たちは命の危険を感じるほどの酷暑を体験することになるのでしょう。夏だけでなく、地球温暖化の影響を感じる局面は増えています。気候変動は自然災害を引き起こし、観光産業に甚大な影響を及ぼしますが、観光産業が負う責任と果たす役割は大きく、COP29のバクー宣言ではそれがコミットメントとして打ち出されました。もう他人事ではいられません。観光が経済をけん引する重要産業となるために必要なことと捉えています。米国のパリ協定離脱にがくぜんとしつつ……。
【特集】
*観光政策と気候行動の統合
バクー宣言が意味するもの
アゼルバイジャンの首都バクーで開かれた第29回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP29)は、観光産業にとって大きな節目となった。行動計画に史上初めて観光産業の気候変動対策が盛り込まれ、温室効果ガスの排出量削減がコミットメントに変わったからだ。COP29の意味を読み解く。
▽COP29宣言の意味
小林裕和(國學院大學観光まちづくり学部教授)
▽COP29で目にしたもの
高山傑(JARTA代表理事/スピリット・オブ・ジャパン・トラベル代表取締役)
▽世界から得る学び
平林潤(クニエ ディレクター)
丸山芳子(ワールド・ビジネス・アソシエイツ シニア・コンサルタント)
論文
*顧客満足研究の系譜【1】
山浦ひなの(東洋大学大学院国際観光学研究科博士後期課程)
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