JAL、宇宙プロジェクトに参画 気球での遊覧体験を事業化へ

2025.01.27 00:00

23年にJTB本社で披露した岩谷技研の気密キャビン(撮影/中西克吉)

 日本航空(JL)は宇宙開発企業の岩谷技研と協業で基本合意した。岩谷技研は気球による宇宙遊覧の事業化と普及を目指している。同社が主催する日本発の共創プロジェクト「OPEN UNIVERSE PROJECT」にJLが参画し、事業開発と技術開発へ連携する。

 特殊なプラスチック製ガス気球に旅客用の2人乗り気密キャビンをつなぎ、宇宙の入り口である成層圏まで昇り遊覧する。今年4~6月ごろの打ち上げを予定しており、実現すれば気球での宇宙商業フライトとして世界初となる。

 プロジェクトにはさまざまな企業・団体が協力・連携を予定しており、旅行業界からはJTBが参画している。

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