ANA、国際線便数を8%増へ 25年度計画 JALは米国線増強
2025.01.27 00:00

日系大手航空2社は訪日客を中心とする旺盛な需要を見込み、国際線の供給量を増やす。ANAグループは3ブランド合計で便数が前年比8%増とする計画。そのうち全日空は、24年度に新規開設した羽田/ミラノ、ストックホルム、イスタンブールの欧州3路線が通年運航となるのに加え、成田/パース線も通年運航とする。ピーチ・アビエーションとエアージャパンは、アジア線で新たな路線開設を検討していく。
新造機の受領遅延やエンジン整備の増加に伴い、稼働機が逼迫する状況への対応を迫られるが、需要を着実に取り込み、収益拡大につなげたい考え。
JALグループは日本航空が米国線を中心に増強する。5月31日に成田/シカゴ線を開設し、3月30日に成田/サンディエゴ線、7月18日に関西/ロサンゼルス線をデイリー運航に増やす。羽田/ロサンゼルス線には新型機エアバスA350-1000型を投入する予定だ。昨年12月にメジャーリーグベースボール(MLB)と国際パートナーシップ契約を締結しており、観戦ツアーに力を入れている。
そのほか、関西・中部/ホノルル線の増便、羽田/パリ線へのA350-1000型投入などを計画。夏期の便数は24年度冬期から5.3%増える。また、日本トランスオーシャン航空は初の国際線定期便として、那覇/台北(桃園)線を25年度中に開設する。
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