OTOAが5年ぶり新年会 海外旅行回復や支払い改善促進に期待
2025.01.20 00:00

日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)は1月8日、5年ぶりとなる新年会を都内で開催した。コロナ禍を受けて20年を最後に実施を見合わせていた。同日は会員各社をはじめ、在日公館、観光庁、旅行業関連団体、旅行会社などが一堂に会した。
大畑貴彦会長は冒頭、「24年はようやく旅行需要の回復が見られた。海外旅行は回復に時間を要しているが、旅行ビジネスはまさに外交そのもの。双方向で異文化交流を活性化させることが重要」とあいさつした。
25年は世界的な環境意識の高まりに伴い、持続可能な観光が従来以上に重視されると見る。「エコツーリズムや地域社会への貢献に配慮したツアーの選択が進むのではないか。新たなデスティネーションが台頭する可能性が大いにある」と見通した。
積年の課題である仕入れ手配代金支払いの早期化に関し、昨年は前進が見られた。JATA(日本旅行業協会)や主要旅行会社の代表者に対応を求めた結果、柔軟に対応する旨の回答を得た。大畑会長は「ホテルなどへのデポジットや精算時期に関する要求が厳格化する流れは今年も継続すると思われる」とし、引き続き協力を呼びかけた。
JATAはこれに呼応し、会員に適正な対応を要請するなど啓発に努めている。来賓として登壇した髙橋広行会長は「持続可能なビジネスモデルの構築を共に目指していきたい」と述べた。
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