観光産業底上げに国際機関が重要 PATA日本支部、活動を再び積極化
2025.01.20 00:00


太平洋アジア観光協会(PATA)日本支部は活動を再び強化する。それに先立ち12月、JATA(日本旅行業協会)との共催で、国際観光機関の取り組みをテーマにした講演会を開催した。
PATAは1951年、アジア太平洋地域への観光客誘致や域内交流の活発化を目的に発足した。本部をバンコクに構え、各国政府や旅行・観光関連事業者など2万2000の会員を擁する。日本支部はコロナ禍で活動が一旦止まっていたが、石田恒夫会長は「原点回帰の場として講演会を企画した。次の活動に向けて考えていきたい」とあいさつした。
講演会では、PATA本部の熊田順一理事が登壇。グローバルでのネットワーキングなど活動の柱を紹介するなか、観光統計のデータベース「PATAmPOWER」について言及。ホテルや航空などの最新動向を把握できるリサーチ機能が特長で、活用を呼びかけた。
国連世界観光機関(UNツーリズム)駐日事務所の大宅千明副代表もオンラインで講演。国際観光機関の役割について、「観光が重要な役割を果たしていることを各国にきちんと認識してもらい、経済政策の中で優先順位を上げてもらうという点で重要」と語った。
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