主要7空港の外国人入国者数、那覇もようやく19年超え 9月実績 韓国3.7倍で

2025.01.13 00:00

 法務省の出入国管理統計によると、旅客数上位7空港の24年9月の利用実績は、中部を除く6空港で外国人入国者数が19年同月を上回った。羽田と福岡が早くに増加に転じ、成田と関西が追い付く形でプラス成長を続けていたが、那覇がコロナ禍後で初めてプラスとなった。

 那覇は韓国が3.7倍でけん引した。外国人入国者の半数近くを占める台湾が5.7%減まで回復したことも大きい。

 6空港の中で伸び率が最も大きいのは福岡の111.1%増で、次いで羽田の51.8%増。8月に23年9月以来の増加に転じた新千歳は36.7%増で、9月は韓国が6倍に拡大し、台湾も14.5%増加した。

 日本人出国者数は全空港でコロナ禍前を下回るが、羽田が3.9%減とあと一歩のところまで回復が進んだ。