関東運輸局、江戸街道プロジェクトを推進 統一テーマでブランディング

2024.12.23 00:00

写真はイメージ(本文とは関係ありません)

 国土交通省関東運輸局は「江戸街道プロジェクト」の推進を強化している。江戸街道とは、日本橋を起点とする五街道とその枝道として整備された脇往還。広域関東を網羅し、街道沿いには歴史的な観光資源や食・文化など魅力的なコンテンツが豊富に点在する。統一テーマを用いてブランディングすることで国内外への発信を強め、誘客を支援する狙い。

 昨年11月中旬には都内で地域PR物産展を開催した。一般に向けた江戸街道プロジェクト全体のキックオフイベントで、地域産品を展示・販売するブースの出展や伝統・文化体験などを催し、2日間で約1000人を集めた。

 関東運輸局の近藤光則観光部長は12月6日に日本インバウンド連合会が開催した観光立国フォーラムに登壇。プロジェクトを紹介するなか、観光関連事業者が参画する方法として観光庁の補助事業に言及した。例えば24年度は「地域観光新発見事業」などで、江戸街道をテーマにした関連事業が複数採択されている。25年度も同様の枠組みが設けられる見通しで、積極的な活用を呼びかけた。

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