温泉旅館内に初の日本語学校 嬉野市の和多屋別荘 外国人に学びと働く場
2024.12.09 00:00
佐賀県嬉野市の老舗旅館「和多屋別荘」に外国人向けの日本語学校が25年春に開校する。温泉旅館の中での開校は国内初という。
開校に先立ち、地域創生事業などを手掛けるイノベーションパートナーズが旅館内にサテライトオフィスを開設し、共に企業立地を進めてきた。職業紹介で知られるリンクスタッフがオフィスを構えて事業を展開するとともに、同社関連企業のアイ・シー・エイが学校を運営する。10月に文部科学省の認可を受けた。
教室は旅館内に整備する。対象は、日本で働きたいが日本語に不安がある外国人。1学年50人を募集する。2年課程で日本語を学びながら、嬉野周辺の旅館や企業でアルバイトやインターンなど、日本語を実践する機会を提供する。
将来的には100人を目指す。通学中と卒業後は、嬉野市の観光業をはじめとする企業の人手不足解消や採用、移住につなげる。
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