JTBの中間期、増収減益 非旅行事業の減少響く
2024.12.02 00:00
JTBの25年3月期中間期(24年4~9月)連結決算は、売上高が前年同期比2.4%増の5223億円となった一方で、営業利益が46.5%減の47億円とほぼ半減した。MICEやBPOなど利幅が大きい旅行以外の事業が減少したことなどが響いた。経常利益は53.6%減の56億円、純利益は45.8%減の33億円。
売上高を部門別に見ると、国内旅行が全国旅行支援の反動減などで4.5%割り込む一方、海外旅行は67.4%増えて1000億円台を回復した。訪日旅行、第3国間のグローバル旅行も増収となった。
これを旅行と旅行以外の領域に分けると、旅行分野は14.3%増の4125億円、旅行以外は26.4%減の1098億円。全売上高に占める旅行以外の事業シェアは前年同期の29.2%から21.0%へと低下した。
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
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