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台東区でユニバーサル地図サービス 車椅子やスーツケースでの移動に有効

2024年11月25日 12:00 AM

 東京都台東区と全日空は区の公式ウェブサイトで「ユニバーサル地図/ナビ」サービスの提供を開始した。車椅子利用者など、ユーザーに合わせた移動の参考情報を提供する点が特徴。同サービスは実証実験を経て社会実装に至る。都内自治体での実装は初めて。

 台東区は従来のバリアフリーマップを刷新し、区が発信している施設のバリアフリー情報に施設利用者が発信する情報を加え、徒歩区間の経路検索を可能にした。地下道や歩道橋などで色分けされた徒歩区間の最短ルートが検索できる。

 自治体が発信する公共情報、ユーザーが投稿した車椅子走行ログも掲載。車椅子利用者や高齢者、子育て世帯に役立つスポットのバリアフリー情報の検索が可能だ。

 例えば、浅草寺(台東区)から東京スカイツリー(墨田区)までのように、区をまたいだ検索も可能。経路とともにエレベーターや段差のある場所が確認できるため、スーツケースや大きな荷物を持った観光客も活用できる。

【あわせて読みたい】旭川市と周辺8町でユニバーサルMaaS 移動介助の一括手配など実証実験[1]

Endnotes:
  1. 旭川市と周辺8町でユニバーサルMaaS 移動介助の一括手配など実証実験: https://www.tjnet.co.jp/2023/07/31/%e6%97%ad%e5%b7%9d%e5%b8%82%e3%81%a8%e5%91%a8%e8%be%ba8%e7%94%ba%e3%81%a7%e3%83%a6%e3%83%8b%e3%83%90%e3%83%bc%e3%82%b5%e3%83%abmaas%e3%80%80%e7%a7%bb%e5%8b%95%e4%bb%8b%e5%8a%a9%e3%81%ae%e4%b8%80/