キーワードは賢い消費 ユーロモニターの25年動向予測 安さが購入動機にならず
2024.11.25 00:00
英市場調査会社ユーロモニターは25年の世界の消費トレンドとして、健康寿命へのこだわり、賢い消費、エコロジカル、選び抜かれた購買体験、AI(人工知能)への期待と不安を5つのキーワードに挙げた。
消費傾向については、節約志向で衝動買いが減り、購入を戦略的に行うようになったとする。現在と将来のニーズの両面から、自分の優先順位と照らし合わせて購入を決定しており、安さのみが購入の動機にはならないと見る。
また、膨大な量の情報と商品の選択肢に囲まれている現代の消費者は、とにかく自分が本当に必要なサービスを時間をかけずに探し出したいと考えている。企業側は、パーソナライズされたお薦め機能や購買体験の簡素化が肝となる。
生成AIは、その導入が進む一方、アウトプットに対する欠陥が指摘され始めたことで消費者の猜疑心は増幅している。消費者は良い点と悪い点の両面を評価していると指摘。企業は消費者の信頼を維持するために、AI利用の透明性を高め、利用目的を明確にする必要があるなどとしている。
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