旅行業の倒産、6カ月ぶり増加 宿泊業もプラスに TSR調査
2024.11.18 00:00
東京商工リサーチ(TSR)によると、10月の旅行業の負債額1000万円以上の倒産は5件(前年同月2件)で、6カ月ぶりに前年同月を上回った。1~10月の累計は18件(16件)で、22年を底に2年連続で前年同期を上回り、低水準ながらも増勢に転じている。負債総額は1億800万円(前年同月比10.2%増)で、3カ月ぶりに上回った。倒産形態はすべて破産。
宿泊業の倒産は11件(前年同月8件)で、3カ月ぶりの増加。1~10月の累計は62件(68件)で、低水準で推移している。新型コロナ関連倒産は6件(5件)で、全体の54.5%を占めた。負債総額は43億6100万円(前年同月比473.0%増)で、2カ月ぶりに前年同月を上回った。天童グランドホテル舞鶴荘(負債総額約25億円)、栂池高原ホテル(約9億3000万円)の倒産が負債総額を押し上げた。
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
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