英語に自信なくても案内に挑戦 TOEIC運営団体、鎌倉でおもてなしプロジェクト
2024.11.11 00:00
英語能力テストTOEICを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会は、英語に自信はないが積極的におもてなしに携わりたい人々を集い、「I’m Omotenable! プロジェクト」を鎌倉市内で行った。実証実験の位置づけで、実施日は10月9日と15日の2日間。
連日多くの外国人観光客でにぎわう鎌倉市は、駅前を中心に道に迷った人が滞留するなど、混雑緩和が課題となっている。そこで今回、4月に多言語ボランティアガイド事業を開始した鎌倉市観光協会の協力を得て、おもてなしの意思を表すオモテナブルマークを着用したボランティア9人が、英語で案内などに挑戦した。
参加者は事前にTOEIC初級・中級者版を受験し、自分の英語力を把握して臨んだ。活動は鎌倉駅西口からスタート。小町通りでは人力車の車夫ら事業者も加わり、11人が英語で声かけ。マークをきっかけにコミュニケーションが生まれ、架け橋になることが分かったという。
同協会は今後もおもてなしの輪を広げる活動を継続し、持続可能な観光地域づくりへの貢献を目指す。
【あわせて読みたい】「等身大の英語で接して」 TOEIC運営団体が観光産業にエール 浅草で測定試験
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