2024年11月10日 12:00 AM
修学旅行に吹く逆風は想像以上に多方面に影響が及びます。学校、保護者、自治体、旅行会社だけでなく、子供の将来、引いては旅行・観光産業の未来においても。東京都葛飾区が全員無償化に踏み切ったことに異を唱える業界関係者はいないでしょう。課題はこの動きをどうやって広げていくか。今回意見を求めた識者はそろって国の関与を叫んでいます。「教育は国が持続可能であるための最大の投資」と指摘する駒沢女子大学の鮫島卓教授は次期観光立国推進基本計画に盛り込むことを提言しています。
【特集】
*修学旅行脱ピンチの糸口
無償化が投じる一石
修学旅行が窮地に立たされている。旅費が高騰し、学校は実施内容の見直しを余儀なくされている。旅行会社が取り扱いに及び腰となるケースもあるという。そんななか修学旅行を無償化する自治体が登場し、財源補填の議論が広がる可能性が出てきた。ピンチをチャンスに変えることはできるだろうか。
▽修学旅行の三重苦と光明
▽窮地打開への視点
竹内秀一(日本修学旅行協会理事長)
鮫島卓(駒沢女子大学観光文化学類教授)
木舟周作(たびえもん代表取締役)
誌上採録
*インバウンドサミット2024
日本の観光 未来に続く本物の価値とは
注目のニュース
先住民族観光、経済効果670億ドル
宿泊業の離職率、依然高水準
GDSアワード受賞でMICEに拍車
福岡、主要5市場の外客大幅増
誌上セミナー
*海外の観光地域づくり
『こんなことも持続可能な観光』
コラム
*視座 永山久徳(下電ホテルグループ代表)
*SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド 平尾政彦
*シン・交通サービス論 成定竜一(高速バスマーケティング研究所代表)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*山田静のツレヅレナルママニ
*ビジネスパーソンの日々雑感 鎌田由美子
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