NTT東日本、キャンプ場運営の新会社設立 DX活用で経営改善
2024.11.04 00:00
NTT 東日本とグループ会社のテルウェル東日本は共同で、キャンプ場運営などを通じて地域経済の活性化を目指す新会社、NTTランドスケープを設立した。公営キャンプ場を中心に新会社が運営権を取得し、DXを活用した運営効率化とリノベーションで魅力を向上させ経営改善を行う。初心者を含め誰もが従来より快適にキャンプを楽しめる施設運営を目指す。
この事業で提供するDXサービスを、民営を含めた全国5000カ所のキャンプ場に向けて展開する。一例として、キャンプ場の運営において、手続きに時間がかかるなど利用者にとっても負担になっている受付業務を省人化するアプリを開発する。R.project(アールプロジェクト)が運営するキャンプ場予約サイト「なっぷ」を通じて普及を図る。
このほか、平日のキャンプ場を活用したアウトドア研修や、キャンプ場の魅力向上による県外からの人流促進と周辺施設への回遊なども推進する。
近年、キャンプ需要が高まる一方、全国のキャンプ場の約4割を占める公営は多くの自治体の財政を圧迫している。施設運営の民間委託や経営効率化が求められ、人流促進にも課題を抱えている。NTT東日本グループDXの活用で地域の課題解決を支援する。
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