欧米旅行誌で日本が高評価 金沢も旅行先に選出 地方に波及
2024.11.04 00:00
欧米の有力旅行雑誌や専門紙で日本に対する高い評価が相次いでいる。大都市だけでなく、地方都市も注目を集めている。
高所得者層を読者に持つ「コンデナスト・トラベラー」が発表した読者投票ランキング「リーダーズ・チョイス・アワード2024」の米国版と英国版で、日本が「世界で最も魅力的な国」の1位となった。いずれも2年連続。米国版では、人口50万人以上の大都市部門で東京が1位となり、前年の2位から上昇した。
金沢は米「ナショナルジオグラフィック」が選出した「25年に行くべき世界の旅行先25選」に入った。同誌は理由として、祇園エリアの一部で観光客の立ち入りを制限している京都を引き合いに、「京都から電車でわずか2時間の場所にあり、本物の日本を体験できる旅行先」と紹介。将軍の時代をほうふつとさせる武家屋敷地区があり、金箔貼り体験ができることなどを挙げた。
選出を受け、日本政府観光局(JNTO)は「訪日旅行に対する非常に高い期待やさらなる高付加価値化への可能性を感じる」(蒲生篤実理事長)といい、金沢については「日本の地方が観光地として認知されている証左」とする。引き続き各地の魅力発信に取り組む。
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