9月の客室利用率、増加は3地域 3連休の一方で猛暑影響 東阪の差開く

2024.10.28 00:00

 全日本ホテル連盟(ANHA)に加盟する118ホテルの9月の平均客室利用率は、前年同月を0.6ポイント上回る81.7%となった(速報値)。8月に比べると2.0ポイントの増加。

 全国10地域中、前年同月比プラスは関東・近畿・中国の3地域のみだった。3連休が2週続いたほか、8月の南海トラフ地震臨時情報や度重なる台風で延期となったイベントの宿泊需要など、プラスの要素があった。その一方で、猛暑日が続き、暑さで外出を控えた向きもあったとANHAは見ている。

 インバウンド需要が旺盛な2大都市圏は明暗が分かれた。東京都が3.0ポイント上昇し87.0%となったのに対し、大阪府は2.7ポイント減の76.7%。その差は10ポイントに開いた。

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