2024年10月28日 12:00 AM
エクスペディアグループは、同社の検索データに基づく日本の海外旅行業界動向を発表した。それによると、24年第3四半期(7~9月)の検索数の上位はソウル、台北、バンコクのアジア勢がトップ3を占めている。木村奈津子代表取締役(リテール日本統括ディレクター)は「円安の影響が小さい上に移動時間が短く、LCC(ローコストキャリア)も多いため、比較的手軽に海外旅行できる点が好まれている」とした。
検索数の4位にハワイ、5位にはパリが入った。ただ、予約数では「ランクアウトする」(同)ことから、欧米方面は検討後に断念する傾向があるとする。
25年の旅行トレンド予測では、23~24年に続き25年もロケ地を巡る旅の人気継続を挙げた。第2の旅行先(人気観光地ほど知られておらず混雑がない場所)や、買い物旅行(現地でしか買えない土産購入が目的)の人気上昇も予測。オールインクルーシブホテルや話題性のあるレストランを持つグルメ重視型ホテルも注目を集めるとしている。
さらに、ソーシャルメディアで見た旅行をそのまま体験したい需要の増大を予測する。そのためエクスペディアは、インフルエンサーの旅行プランを購入できる「Travel Shop」を米国と英国で展開中だ。
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