福山市が国際会議観光都市に 観光庁認定 25年に77件目標

2024.10.28 00:00

 観光庁は、コンベンションの振興に適している国際会議観光都市として、新たに広島県福山市を認定した。これにより1994年10月の初認定以来、国際会議観光都市は合計54都市となった。

 福山市は今後の人口減少や少子高齢化に伴い経済規模の縮小が懸念されるなか、MICEの開催による経済波及効果や交流人口の拡大に期待を寄せている。戦略として、鉄鋼・繊維など市内企業にゆかりのある産業や、成長が期待される産業分野などに特化した誘致を掲げる。

 25年に次の国際会議として開催を控える世界バラ会議福山大会を含め、コロナ禍前を超える年間77件のMICE 開催が目標。MICEのための大型施設の整備を前提とせず、市内に点在する既存の文化施設や民間宿泊施設などをエリアで捉え、市内周遊型で推進を図ることにしている。

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