山口市、改修中の国宝で夜間イベント 建物覆うシート生かし

2024.10.28 00:00

季節ごとの映像と音で表現

 山口市は昨年から全面改修を行っている国宝瑠璃光寺五重塔でプロジェクションマッピングを実施している。改修を機とする観光誘客事業の一環。塔を覆うシートを使い、四季をテーマに大内文化の世界観を表現する。

 五重塔は大内家25代義弘の供養塔で、大内氏の文化遺構。大内氏は朝鮮王朝をはじめ、中国大陸の明国、琉球王国とも活発に交流したことで知られ、本拠と定めた山口で国際性豊かな文化が花開いた。プロジェクションマッピングでは、大内氏が過ごした時間を四季に見立て、季節ごとに映像と音で表現した。

 また、香山公園塔影の池東側の通路では、人の動きに合わせて季節の演出が変化するプロジェクションマッピングも楽しむことができる。開催期間は25年1月3日まで。

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