2024年10月20日 12:00 AM
伊勢志摩でウツボ、福島でイセエビ、函館でブリ、海外でワインを楽しむなら英国。気候変動の影響でその土地の名物といわれる食材が減少し、新たな代名詞になるかもしれないものたちです。「いま○○を出す店があったら、それはヤバイよ」。夏に旅行した際、土地の名物を期待して立ち寄った飲食店でこう言われました。無理に出せば味の低下や料金の高騰を招くことに。流通側も消費側も変化をしなやかに受け止めなければなりません。旅行業は行動の変化を促す大事な役割を担っています。
【特集】
*地域の名物が変わる
気候変動と逆手の戦略
海の味覚を楽しむことは旅行の大きなモチベーションだ。ところが、そんな名物を大々的に訴求するシーンが旅行パンフレットから減りつつある。気候変動の影響により、各地で特産の海産物が取れなくなっているからだ。危機感をばねに、新たなグルメ開発が進んでいる。
▽消える名物と地域の奮闘
▽旅行者への訴求と誘致
森戸香奈子(リクルートじゃらんリサーチセンター主席研究員)
▽美食地政学と観光
三橋正枝(東北大学大学院環境科学研究科環境研究推進センター特任助教)
▽世界の動向からのヒント
小林裕和(國學院大學観光まちづくり学部教授)
論文
*インバウンド事業の未来の発展のため「ツーリズムEXPOジャパン」を利用したアンケート調査の有益性に関する考察【2】
雪田純子(大陸トラベルマーケティングディレクター)
注目のニュース
「観光が怪物にならないために」
地銀の相互観光誘客、連携が拡大
さとゆめ・HISの新事業が本格始動
8月の免税売上高、伸び鈍化
誌上セミナー
*今日からできる120%予算達成術
『高校生との産学協同事業』
コラム
*視座 最明仁(日本観光振興協会理事長)
*観光学の扉 鮫島卓
*黒須靖史のミステリーショッパー
*三浦雅生弁護士が答えるよろず相談
*山田静のツレヅレナルママニ
*ビジネスパーソンの日々雑感 板村康
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