JALサ旅をグローバル展開 第1弾はヘルシンキ 国内約4割増と好調 

2024.10.07 00:00

 ジャルパックは「JALサ旅」で初となる海外旅行商品を発売した。グローバル展開の第1弾で行き先はサウナの聖地フィンランド。サ旅とは、サウナを目的にした旅の略称。

 日本航空は、サウナを日本の観光産業におけるキードライバーにするというビジョンを掲げている。社内ベンチャーチームが手掛ける事業で、19年からJALサ旅と題し、国内ダイナミックパッケージやグッズの販売、自治体との協業、ウェブメディアの展開などを推進してきた。

 今年からグローバル展開を目指し、海外旅行商品の開発や訪日客を対象とした取り組みに力を入れる。ジャルパックよると、今年度の国内旅行の集客状況は前年度を約40%上回って推移しているといい、手応えを得ている。

 今回発売した「JALサ旅 ヘルシンキ」では、フィンランドの首都の中心地にあるサウナ施設「アッラス・シー・プール」を体験する。オプションで本場の入浴方法を楽しむ「ロウリュ」の体験プランも用意した。ダイナミックパッケージで日本からの同行はないが、現地係員が施設に往復送迎を行う。

 25年3月末までの設定(年末年始を除く)。羽田・成田発で、旅行日数は5日間から最大30日間まで可能。

関連キーワード