日旅、誰もが行ける宇宙旅行を推進 30年代の事業化へISCと提携
2024.10.07 00:00
日本旅行は、誰もが行ける宇宙旅行の実現に向けて、50人乗りの再使用型ロケットの開発を構想する将来宇宙輸送システム(ISC)と業務提携契約を締結した。共同で市場調査などを行い、30年代の事業化を目指す。
日本旅行は20年に宇宙事業の専門部署を設置。地域活性化と教育の分野で取り組みを進めながら、安全・安心・快適な宇宙空間への旅行商品の提供を描いている。一方のISCは、28年3月までに人工衛星打ち上げ用ロケットの開発に取り組み、宇宙往還が可能な輸送システムの実現を目指している。
宇宙への旅行は今のところ、ごく限られた人だけが行くことができる状況。しかし、現在の国内・海外旅行のように行きたいと思った人が行ける宇宙旅行の商品化へ検討を進める。地球低軌道の旅行を前提に、金額やサービスなどを複合的に検討していく。
活動の一環として、ISC が昨年から行う宇宙旅行の先行予約者に対するアンケート調査の拡大に向けて協力し、ニーズの把握にも努める。
【あわせて読みたい】2021年11月15日号>宇宙旅行元年 動きだすツーリズムビジネス
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