4空港が外客数で好調維持 6月実績 日本人出国者は6空港で減少幅拡大

2024.09.30 00:00

 法務省の出入国管理統計によると、旅客数で上位の国内7空港の6月利用実績は、4空港(羽田・成田・関西・福岡)が外国人入国者数でコロナ禍前の19年同月を上回り、好調を維持した。伸び率は羽田が46.3%増と最も大きく、福岡が僅差の44.3%増で続き、3位の成田(24.5%増)に差を付けた。

 まだコロナ禍前の水準に至っていない3空港も、5月に比べるとマイナス幅が縮小した。新千歳と那覇は落ち込みが20%台まで回復し、中部も12.0%減とコロナ前に少しずつ近づいている。

 一方、日本人出国者数は那覇を除くすべての空港で減少幅がやや拡大した。中部は前年同期に比べると出国者が6割も増えたが、19年同月比57.2%減。新千歳も53.3%減で半数に至っていない。