8月の客室利用率、微増の81% 東高西低 南海トラフ臨時情報響く

2024.09.23 00:00

 全日本ホテル連盟(ANHA)に加盟する126ホテルの8月の平均客室利用率は、前年同月を0.6ポイント上回る81.0%となった(速報値)。7月と比べても0.3ポイントの微増にとどまった。

 全国10地域中、利用率80%台が北海道や関東など4地域で主に東日本に集中し、東高西低の傾向が見られた。お盆期間に南海トラフ地震臨時情報が発表されたことの影響は大きく、神奈川県から鹿児島県までの主に太平洋沿岸で予約キャンセルが相次いだ。度重なる台風の発生やそれに伴うイベントの中止、交通機関の計画運休も影響した。

 2大都市圏を見比べると、影響による差は大きい。東京都は2.2ポイント増の83.7%だったのに対し、大阪府は4.3ポイント減の77.6%だった。

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