観光のGDP寄与額、日本4位 WTTC調査 米国2兆ドルで1位維持
2024.09.16 00:00

世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)の調査報告によると、23年の主要各国のGDP(国内総生産)に対する旅行・観光産業の寄与額で、米国は2兆3600億ドルとなり1位の座を維持した。外国人旅行者の消費回復が遅れているにもかかわらず、2位中国のほぼ2倍の経済貢献を果たしている。
中国のGDP寄与額は1兆3000億ドル。国境の再開が遅れたにもかかわらず、目覚ましい回復を強く示している。これに3位ドイツ(4876億ドル)、4位日本(2970億ドル)、5位英国(2952億ドル)と続いた。
フランスは国際観光客が1億人に到達するなど世界トップの人気デスティネーションだが、2647億ドルで6位となった。以下、7位メキシコ(2616億ドル)、8位インド(2316億ドル)、9位イタリア(2313億ドル)、10位スペイン(2279億ドル)。
しかし、今後10年間で中国がトップに躍り出て、インドは4位に浮上するとWTTCは予測。「新興市場が台頭する一方、伝統的な強国がその牙城を維持する」と見ている。
カテゴリ#観光政策#新着記事
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