箱根でロボット案内の実証実験 訪日客増でスタッフ確保に課題

2024.09.09 00:00

自走型ロボットを配置した早雲駅コンコース

 小田急エージェンシーと小田急箱根は、箱根ロープウェイ早雲山駅で、自走型ロボットによる外国人案内サービスの実証実験を行った。箱根エリアでは訪日客の増加が顕著で、外国語に対応できるスタッフの確保が大きな課題となっている。

 8月20~26日、日英2カ国語対応の自走型ロボット「temi(テミ)」を駅1階コンコースに設置。交通案内、営業案内のほか、混雑時や運休時の応対など、さまざまな状況に対応できるコンテンツパターンと、動画や音声などを組み合わせて案内した。

 ロボットによる案内の有効性を検証し、さまざまなシーンで導入の可能性を探る。これまで係員が行っていた案内業務の負担軽減と効率化、デジタル技術を活用した対応力の強化に期待を寄せている。