主要旅行業者の6月取扱額、国内・訪日が19年比8割回復 募集型との差大きく

2024.09.09 00:00

 観光庁がまとめた6月の主要旅行業者43社の総取扱額は2916億6252万円となり、前年同月を2.7%上回った一方、コロナ禍前の19年同月比では26.4%減だった。分野別に見ると、国内旅行と外国人旅行の回復率が約8割、海外旅行は約6割。

 募集型企画旅行に絞ると、回復率はいずれの分野も低下する。国内は約7割で差が10ポイントほどだが、外国人は約4割、海外は約3割で開きが大きい。個人手配や非レジャー目的の渡航が多いとみられる。

 企業別では8社が総取扱額で19年同月を上回った。いずれも交通系列か業務渡航を主力とする旅行会社。回復が一番遅い海外旅行でもプラス成長は8社で、同様の傾向だった。

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