2024年9月2日 12:00 AM
東京・白金台で結婚式場・宴会場を展開する八芳園は、43年の創業100周年に向けて、文化資産を活用したエリアプロデュース事業を全国各地で展開していく。地元に根付く美の象徴である文化資産を軸に、非日常体験を通じて人や物が交わり、消費する場となる交流文化創造拠点を構築する。そこからエリアプロデュースとして展開することで、地域の文化と観光などをつなぐ持続可能なまちづくりを推進する。
事業には時代に合わせて成長産業を取り込んでいく。井上義則代表取締役社長が掲げるのがインバウンドとMICE。訪日外国人は八芳園でも数多く迎えており、MICE は同社が参画する「DMO GATEWAY 高輪・品川」で都内への誘致活動を開始しているが、日本各地でも大きなポテンシャルがあると見る。東京でブライダル、レストラン、イベント事業などを成功させてきた強みを集結し、各地に横展開する。
第1弾をすでに福岡・天神で開始した。子会社の八芳園エリアプロデュース警固を設立し、400年以上の歴史を持つ警固神社の社務所ビルに次世代型の総合会場とレストランを設けて、非日常体験をプロデュースしている。本丸の八芳園がリニューアルオープンする来年10月までの1年間に、警固に次ぐ新たな案件を複数生み出すべく、各地でプロジェクトを立ち上げる。
【あわせて読みたい】企業の会議・インセンティブ旅行誘致へ15件採択 観光庁の調査事業 横浜や福岡など[1] 八芳園、地域振興事業に本格参入 今秋に新会社 企画から手法伝授まで総合支援[2]
Copyright © TRAVEL JOURNAL, INC. ALL RIGHTS RESERVED.