主要空港の外国人旅客、羽田・福岡が1.5倍 コロナ前比較 米国・韓国の伸び顕著

2024.09.02 00:00

 法務省の出入国管理統計によると、旅客数で上位の国内7空港の5月利用実績は、4空港で外国人入国者数がコロナ禍前の19年同月を上回った。中でも羽田と福岡は約1.5倍となった。

 羽田は米国からの入国が204.3%増の約3倍と目立ち、外国人入国者の22%を占めた。福岡も米国が78.9%増えたが、路線の多い韓国が57.3%増と堅調に伸び、外国人市場の56%と過半数。同2空港は、回復途上の中国に関しても、回復率を90%台に乗せている。

 一方、日本人出国者の回復はなかなか進まない。まだプラスに転じた空港はなく、最も落ち込みが少ないのが羽田の12.5%減。同じ首都圏空港でも成田は45.5%減で、新千歳と中部は約53%の減少となった。