企業の会議・インセンティブ旅行誘致へ15件採択 観光庁の調査事業 横浜や福岡など
2024.08.26 00:00
観光庁は、海外からのミーティング・インセンティブ旅行誘致に向けた地域連携支援事業として、1次・2次公募の中から15事業を採択した。MICEのうち、企業が実施する会議(M)と報奨旅行(I)に焦点を当て、日本での開催拡大につなげる。
採択地域は伝統産業や知的資産を活用したコンテンツ造成、チームビルディングコンテンツの造成、ユニークべニューの新規活用など実証事業に取り組む。観光庁の調査事業の一環で、1次採択の場合、1つの推進協議体で必要経費の上限4000万円まで国費として負担する。
福岡では、八芳園の地域振興事業を手掛ける新会社、八芳園エリアプロデュース警固が中心となり、海外MICE ビジネスコンテンツ開発に関わるモデル事業を実施する。コンベンション・エキシビション開催地として地歩を固めている横浜も、JTB横浜支店が中心となってミーティング・インセンティブ旅行の誘致拡大に取り組む。茨城ではつくば国際会議場が中心となり、つくば周辺の知を活用したエクスカーション高度化プロジェクトを進める。
ミーティング・インセンティブ旅行は世界的に市場規模が大きく、成長が見込まれている。ただ、日本は誘客の仕組みやコンテンツ造成が進んでおらず、世界の需要を十分に取り込めていない。
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