2024年8月18日 12:00 AM
文化と一口に言っても、史跡、舞台芸術、アートなど裾野が広いもの。観光と密接なのはツアーに組まれることが多い史跡などまだ一部ではないでしょうか。国連世界観光機関駐日事務所の本保芳明代表は、アジア諸国の観光競争力が高まるなかで日本が競争力を維持する鍵は文化と指摘します。しかし、1人当たり文化GDPは欧米よりはるか下。誘客には自らの文化の価値に目を向ける必要がありそうです。折しも香港政府観光局は世界最大級のアートフェアと提携。そんな戦略が日本にあってもいいのでは。
【特集】
*見直そう文化のチカラ
日本に眠る成長の鍵
国際観光競争力のさらなる向上が求められるなか、日本の文化の持つ潜在力に期待が集まっている。だが、その価値を発信して観光客を呼び込む政策や戦略が不足しているとの指摘は少なくない。新たな価値創出につながる文化のチカラをどう生かせばいいのか。
▽日本に何が足りないか
▽旅との結びつきの本質
柴崎聡(グローバルユースビューロー代表取締役社長)
▽価値をどう共有するか
髙橋伸佳(芸術文化観光専門職大学准教授)
▽文化のチカラの影響度
小林裕和(國學院大學観光まちづくり学部教授)
独自調査
*2024年夏期日本発航空座席調査
114万席で18年冬期レベルに回復
注目のニュース
宿泊者、4人に1人が外国人の時代
旅行者の3割が環境配慮を軽視
観光まちづくりの鍵は多文化共生
免税購買客、最多の57.9万人
誌上セミナー
*今日からできる120%予算達成術
『いまこそ添乗員を育てよう』
コラム
*視座 最明仁(日本観光振興協会理事長)
*観光学の扉 鮫島卓
*黒須靖史のミステリーショッパー
*三浦雅生弁護士が答えるよろず相談
*山田静のツレヅレナルママニ
*ビジネスパーソンの日々雑感 板村康
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