2024年8月5日 12:00 AM
沖縄県の23年度の観光収入が速報値ベースで前年度比22.1%増の8563億円となり、過去最高だった18年度を1222億円上回った。県が年度の目標としていた7908億円も大きく超えた。観光収入は観光客1人当たりの消費額に入域客数を乗じて算出した。
入域観光客数は26.0%増の853万3000人で、過去最多を記録した18年度の85%まで回復した。過去5番目の人数だが、県は年度目標を843万人としており、それを上回る。
このうち国内観光客は726万9000人で、18年度を上回り過去最多を記録した。新型コロナが5類感染症に移行し、県内イベントが通常開催されたほか、全国旅行支援など需要喚起策によって旺盛となった旅行需要を取り込んだ。修学旅行の回復やFIFAバスケットボールワールドカップ沖縄開催なども、後押ししたと県は見ている。
外国人観光客も22年10月に水際対策が大幅に緩和されて以降、航空路線やクルーズ船の再開が続いたことで、126万4000人と過去6番目になった。
これらの観光客数の増加に相まって物価上昇等の影響もあり、観光収入が伸びたとみられる。
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