2024年8月5日号>カスハラ対策 深刻化で体制整備待ったなし
2024.08.04 00:00
カスハラの事例を見聞きするにつけ胸が苦しくなります。当事者の苦痛はいかばかりか。同じハラスメントでもパワハラなどと違い、企業に措置義務がなかったカスハラでようやく法整備がなされようとしています。航空大手は義務化を待たずに対応指針を打ち出し、業界全体に波及する流れをつくりだそうと大きな一歩を踏み出しました。この先、国などからガイドラインが示されるとしても、実際に従業員を守るのは個々の企業。経営コンサルタントの黒須靖史さんは「実効性は経営者の腹次第」と指摘します。
【特集】
*カスハラ対策
深刻化で体制整備待ったなし
顧客等から著しい迷惑行為を受けるカスタマーハラスメント(カスハラ)が社会問題となるなか、企業や行政の対策が進展を見せている。企業に対策を義務付ける法制化の検討も進む。迷惑行為の発生するケースが多い観光産業でもカスハラ対策は待ったなしの状況だ。
▽お客さまは神様じゃない
▽規定づくりの勘所
小池修司(弁護士)
▽現場と企業の守り方
櫻田あすか(サービス・ツーリズム産業労働組合連合会会長)
黒須靖史(ステージアップ代表取締役)
論文
*コロナ禍の雇用流出で拡大した要員不均衡・人材不足をどう乗り越えるか【1】
弘中賢悟(日本旅行経営管理部マネージャー)
注目のニュース
国立公園のホテル整備、全35カ所へ
ガイド不足問題で中間とりまとめ
旅行・宿泊業の新会社、1500社超
外客数、那覇が74%まで回復
誌上セミナー
*海外の観光地域づくり
『世界銀行のDMOガイドブック』
コラム
*視座 永山久徳(下電ホテルグループ代表)
*SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド 小林裕和
*シン・交通サービス論 成定竜一(高速バスマーケティング研究所代表)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*山田静のツレヅレナルママニ
*ビジネスパーソンの日々雑感 鎌田由美子
関連キーワード
カテゴリ#バックナンバー#新着記事
-
?>
-
2024年9月9日号>来たれ!クルーズブーム 日本船建造ラッシュをてこに
?>
-
2024年9月2日号>わたしのターニングポイント 不確かな時代に立つ産業人に向けて
?>
-
2024年8月19・26日号>見直そう文化のチカラ 日本に眠る成長の鍵
?>
-
2024年8月12日号>ユニークエクスペリエンス 特別な体験創出のヒント
?>
-
2024年8月5日号>カスハラ対策 深刻化で体制整備待ったなし
?>
-
2024年7月29日号>旅のキャンセル料 時代に則したルールづくりに向けて
?>
-
2024年7月22日号>競争入札と談合 成長領域の落とし穴
?>
-
2024年7月15日号>訪日客のマナー問題再び 歴史的円安で変わる客層への対策
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
箱根でロボット案内の実証実験 訪日客増でスタッフ確保に課題
-
来たれ!クルーズブーム 日本船建造ラッシュをてこに
-
「成長はリスクを取ってこそ」 カブクスタイル砂田CEO、HafHで第2ステージへ
-
HIS、旅行業の社内カンパニー設置 持ち株会社制移行を見据え
-
主要旅行業者の6月取扱額、国内・訪日が19年比8割回復 募集型との差大きく
-
高騰する米大学の授業料
-
HIS、コンテナホテルに出資 株式20%取得 地方への誘客拡大
-
交通空白解消へ概算要求274億円 ライドシェアで地域と観光の足を確保
-
ヤマト営業所で手荷物預かり 難波に自動搬送型の保管システム
-
産官学連携ツアーで完売目指す 阪急・日大・三島市 マネタイズのモデルを提言へ